できる人ほど仕事が多い?公務員でできる人は損なのかを元公務員が解説

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記事タイトル:できる人は仕事が多いのか?
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悩める人

できる人って仕事が多いのかな?

悩める人

公務員でできる人は損って聞くけど本当?

できるサラリーマンってカッコいいですよね。

忙しそうにしつつも、なんでもこなすスーパーマン。

彼らは本当に仕事が多いのでしょうか。多いとしたら、なぜ多いのでしょうか。

本記事はそんな話をします。公務員でできる人になるとどうなるのかも解説します。

目次

できる人ほど仕事が多いのは事実です

地方公務員として出先機関と本庁を共に経験し、ITコンサルとしても数々の大企業の社員を見てきましたが、できる人ほど仕事が多いのは事実でした。

彼らはなぜ仕事が多いのかを考えると、理由が3つ浮かび上がってきました。

  • 仕事を安心して任せられるから
  • できない人のフォローをさせられるから
  • エクストラの業務をさせられるから

それぞれについて細かく見ていきましょう。

①仕事を安心して任せられるから

できる人に仕事が多い理由の1つは、仕事を安心して任せられるからです。

そもそもできる人には初っ端から与えられる量が違います

これは前評判でできる認定されていると、その評価が基準になって仕事が割り振られるからですね。

で、これは就活時の面接とか、採用選考で評価されているから、新卒時点で仕事量が多いということはそういうことです。(ブラック企業は除く)

もちろん、それについていけずにできない人認定されたら業務量は抑え気味になるでしょうね。

逆に言えば、できる人に仕事が多いのは、上司から信頼されていると言えます。

じゃあ信頼される要素はなんなのかと言えば、以下だと思います。

(1)仕事が早いから

単純に仕事を早く終わらせてくれる人は急ぎで仕事を頼みやすいですよね。

しかも仕事が早いから、手も空いてたりしてお願いしたくなります。

(2)仕事が正確だから

仕事が正確な人には何度もお願いしたくなります。

逆に仕事でミスや抜け漏れが多い人には、上司からしたらチェックが大変だし、何度もやり取りが発生して余計に煩わしい。

(3)仕事を完遂する責任感があるから

重要な仕事において、困難な障害が発生したからといって投げ出さない粘り強さがある人には、難易度の高い仕事も渡したくなりますよね。だって完遂してくれるんだから。

一方で責任感のない人には、上と同じでチェックも大変でリカバリーにも余計な時間を取られるから、任せられないです。

(4)学習意欲があるから

多くの仕事は未経験なことがあると思いますが、そうした未経験のことでも自ら学んでいく姿勢がある人には仕事を任せたくなりますね。

一方で進め方がわからないからと何もしないで寝かせておく人には何も任せられません。

(5)自ら積極的に仕事を行うから

仕事の多くは他部署や社外の人とコミュニケーションを取らなければ進められないものもあります。

一人で抱えないで積極的に周囲を巻き込んで進めていける人には仕事を任せられますね。

なので、今仕事が多いなぁと思っている人は、上司からの信頼を勝ち取ったできる人と言っても囲んではないでしょう。

②できない人のフォローをさせられるから

できる人に仕事が多い理由の2つ目は、できない人の分の仕事もフォローさせられるからです。

というのも、できない人の仕事は手戻りが多かったりします。

上司は何人もの部下の状況を見ているので、手取り足取り教えられないわけです。そうなると必然的に任せられる人はできる人です。

だってふつうの人はふつうの仕事量で手一杯ですから。

③エクストラの業務をさせられるから

できる人に仕事が多い理由の3つ目は、突発的なエクストラ業務やそもそもそれ上司の仕事じゃないの?っていう業務もさせられるからです。

だんだん上司もこいつはできるやつだって思うと自分の仕事を任せてくる人がいます。

完全に自分がやるよりも任せた方が早いと思っているんですね。

こうなったらもう自分を自画自賛していいと思います。私はできる人だって!

民間企業でできる人は出世する

当たり前ですが、できる人には仕事を任せられる難易度も規模もどんどん上がっていくので、売り上げの大きい案件や、影響の大きい案件に関われる確率が高くなります。

そうやって積み重ねていくと出世して基本給が上がったり、ボーナスがもらえたりと、仕事ができる恩恵を受けられます

公務員でできる人は損

じゃあ公務員でできる人は損なのか?という話ですが、結論、損だと思います!

というのも、公務員の給与体系は基本年功序列の横並び、ちょっと抜きん出ても年間数千円同期より高いくらい

ボーナスの評価が良くてもこれまたちょぴっと上乗せになる程度。

しかも、できる人要素を備えていたとしても、必ずしも評価に還元されるとは限りません。

というのも公務員の評価は売上といったわかりやすい定量的な指標で評価されるわけではありませんから、評価は上司の匙加減的と部門内職員の相対評価みたいなところがあります。

一方で、評価されたとて、激務耐性がある認定されて、激務激キツ部署に異動になったりします

そうなると、プライベートと引き換えに残業代を貪る生活になるわけですが、部署によっては残業代も満額でない。

このように考えると、できない人として暇な部署にいって定時で帰れる人の方が得だと思います。

くぼち

公務員時代に頑なに出世を拒否する仕事のできる人に何人か会いましたが、みんな上と同じ考え方で、頑張らないようにしていると言ってましたね。

頑張ってもあほらしいって思っちゃう人は↓もオススメです!

とはいえ仕事のやりがいは頑張った先にある

暇な部署も激務な部署も経験した身から言えば、暇な部署を歩み続けるのもいかがなものかと個人的には思いました。

というのも、自分に負荷がかからないから頭を使わないし、自分で考えて行動しないと何より楽しくない。

やりがいっていうのは自分なりに上手くできたっている実感とか、成長できた感覚から生まれるもんなんじゃないかなぁって思います。

激務すぎるのも暇過ぎるのも考えものですが、できる人になっておけば、選択肢は増えそうです。

公務員ならいろんな職場があるので、ライフステージに応じていい感じに異動できたら最高ですね。

まとめ

できる人ほど仕事が多いのは民間も公務員も同じです!

民間でできる人は出世して給料もボーナスもガポガポです!

一方で、公務員でできる人は、年功序列の給与体系のためにもらえるお金は差がつかず、激務部署に異動させられる可能性が高まるために損します!

公務員なら能ある鷹は爪を隠せばライフステージに応じていい感じに異動できる可能性もあります。

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この記事を書いた人

・地方公務員時代にIT系の資格を取得し、30代で民間企業(ITコンサル)に転職
・20代、30代で共に転職活動を経験し、内定獲得
・IPAプロジェクトマネージャ、G検定、IoTシステム技術検定上級などIT系資格ホルダー

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