公務員1年目で仕事ができなくて辛い時の対処法を元公務員が解説

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記事タイトル:公務員1年目仕事ができなくて辛い時の対処法
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悩める人

新卒一年目の県庁勤務です。とにかく仕事ができなくて辛いです。いつも一人だけ3時間くらい残業しています。
仕事が重なっていると何から手をつけていいかわからなくなります。先輩には聞きづらいです…。どうしたらいいでしょうか。

こんにちは、元公務員のくぼちです。

公務員一年目は覚えることも多いし大変ですよね、私もそうでした。

本記事では、そんな辛い公務員1年目の方に向けて、辛い時の対処法などについて解説したいと思います。

少しでも参考になったり、心が楽になれば幸いです。

本記事でわかること
  • 公務員1年目で仕事ができないのは当たり前である理由
  • 仕事ができなくて辛い時に見直したい心持ち
  • 仕事ができるようになるコツ
目次

公務員1年目で仕事ができないのは当たり前

まず言いたいのは、公務員1年目で仕事ができないのは当たり前です。

というのも、そもそもどんな仕事でも最初からパフォーマンスを出せる人はいません。

なぜかというと、業務知識も経験値も不足しているからです。

公務員試験のために学んだ法律や経済などの専門科目の知識が生かされることも最初はほどんどありません。

新卒であれば、時間管理や優先順位の付け方、ストレス対処法など、仕事における自己管理スキルもはじめは不十分です。

当然初めてのことだらけなので、できないと思うのは当然です。

で、これは新卒一年目だけではなく、人事異動した時や転職した時も同じように感じるはずです。

だって今までと違う仕事をしているのですが、そんなすぐにできるようになるほうが珍しいです。

仕事ができなくて辛い時に見直したい心持ち

「自分は仕事ができないんだ…」って思うと辛くなりまりますよね。気持ちはとてもわかります。

自分の無能さみたいなのを認識すると、やるせなさが生まれます。

ですが、前述のとおり1年目で仕事ができないのは当たり前なのです。

以下のように心持ちを変えてみたら気が楽になります。


1 同期同僚との比較は百害あって一利なし

仕事ができないと感じる大きな理由の一つは、同期や同僚との比較です。

人間ですのでどうしても他者を気にしてしまうのですが、同期のできる話を聞いて、自分と比較してもいいことはありません。

なぜなら、あなたは同期の本当の仕事ぶりを知らないからです。

すごい仕事をやっているように見えて、すごい仕事は1割で、残り9割は雑用かもしれません。その1割だけを見て自分と比較しても意味はないのです。

また、組織の評価(成績)も同じく比較しないほうがよいです。というのも、公務員の世界は基本的に一人一人担当する業務が違ったりします。

そのため、成果を同じモノサシで比較することが困難です。

なので、誰それの評価が良くて自分は普通だったと嘆く必要はありません。

以上から、同期や同僚との比較は百害あって一利なしと心得たほうが良いでしょう。


2 時間が解決する

大丈夫、今は辛いかもしれませんが、必ず時間が解決します。なぜなら、人間には学習曲線というものがあるからです。

学習でも仕事でもある程度の量をこなすと、ある時今までやってきたことがつながって腑に落ちる瞬間があります。

それまでは焦らず、続けることが大事です。

くぼち

仕事は短距離走ではなく、マラソンだと言いますが、本当にそのとおりだと思います。


3 自分なりの経験や考えは必ず血肉となる

結局、辛くてもがいているその経験自体がすでに血肉になっています

どうやったらもっと仕事ができるんだろう、そう模索している時間が成長には必要なのです。

その期間がないと、効果的な仕事の捌き方も、仕事に対する責任感も芽生えません。

そしてもがいた末に辛い状況を脱せた人は、今よりも仕事が楽になっているし、後輩にもアドバイスできるようになることでしょう。

仕事ができるようになるコツ

では、どうやったら仕事が今よりもできるようになるのでしょうか。

ズバリ以下の6点になります。


1 逆算して行動する

何でもかんでも逆算して行動することをオススメします。

というのもある仕事を逆算して達成するためには、その仕事の中間作業がどんなことがあるか知っていて、かつどれだけの時間がかかるかを見積もる必要があるからです。

これは、訓練しないと上手くならないので、どんなに小さい依頼でも逆算する癖をつけると自然にできるようになります。


2 スケジュール管理を学ぶ

1が計画だとすれば、2はそれをどうやって管理するかです。

計画しても絵に描いた餅では意味がありません。

計画したことをしっかり行動できるように、Todoリストに優先度をつけてみたり、自分のやり方を見つけてみましょう。


3 根拠を調べる

公務員の事務には根拠の法令があります。

過去の起案文書を見て起案することがあるかと思いますが、

その起案文書に記載されている根拠法令を調べることも、自分の業務の理解には必要です。

自分の仕事に責任を持てるというのは、自分の仕事が何に基づいているか、自分は何のためにこれをやっているのかを説明できることに他なりません。

したがって、1年目から根拠法令を理解することは、重要です。


4 人に聞きまくる

とはいえ自分で調べてもわからないことはたくさんあると思います。

自力でわからないことを調べ続けてもイタズラに時間を浪費するだけです。

なので、1年目はある程度調べてもわからなければ、とにかく人に聞くことをおすすめします。

1年目ならたくさん聞いても答えてくれる人が大半です。むしろ答えてくれない人には今後一切話しかけないでよいでしょう。

ボーナス期間のうちにたくさん聞いて、知識を積み上げておきたいところです。


5 大海を知る

組織の中にいると、その組織が全てだと思いがちです。

そこでの仕事のやり方が最適だと思ってしまいがちですが、実際にそうでないことは多々あります。

なので、教わったやり方ではない方法がないか、あるいは仕事をもっと効率的、効果的に進める方法がないかを本などから学んでみることをおすすめします。

仕事術系の本は民間企業向けであって、公務員は参考にならないと思うのではなく、民間企業と公務員どちらにも参考になる考え方がたくさんあります。

そういう意味で、公務員という枠を超えて大海を知ることも参考になります。

まとめ

どんな人でも1年目は仕事ができないと思うことが普通です。

できない自分を責め立てるのではなく、成長に必要な期間と捉えてみてはいかがでしょうか。

自分で考えて行動したことは必ず血肉になります。

他人と比較せず、自分ができることを続けていきましょう。

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この記事を書いた人

・地方公務員時代にIT系の資格を取得し、30代で民間企業(ITコンサル)に転職
・20代、30代で共に転職活動を経験し、内定獲得
・IPAプロジェクトマネージャ、G検定、IoTシステム技術検定上級などIT系資格ホルダー

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