仕事でやらかした時に試したい気持ちの切り替え方

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悩める人

仕事でミスしたり、失敗すると落ち込んで他のことが手がつかないです。
長い期間引きずってしまい、うまく切り替えができません。

100年運営者のくぼちです。

仕事でやらかした時の切り替えって難しいですよね。なかなか他のことに手がつかなくなったり、さらにミスを招いてしまったりすると気分が落ち込みます。

そんな時に試したい気持ちを切り替えるための考え方があるんです。

私も以前は気にしがちな性格で、ちょっとしたミスでもやらかした〜って長いことショックを引きずることが多かったのですが、考え方を変えたら失敗も受け入れられるようになりました。

そこで本記事では、仕事でやらかしてしまった時にすぐに気持ちが切り替えられない理由と、気持ちの切り替え方などについて説明します。

今やらかしているあなたも全然平気に思えるようになります。

目次

そもそも失敗はそれ自体が悪いことではない

そもそも論ですが、やらかし=失敗それ自体は悪いことではありません

Gabaマンツーマン英会話が行った『ビジネスパーソンの「失敗」に関する調査2020』において、仕事で失敗することは「良いことだと思う」が全体の52.2%、2人に1人以上は失敗をポジティブに捉えています。

gaba失敗に関する調査グラフ
Gabaマンツーマン英会話『ビジネスパーソンの「失敗」に関する調査2020』

しかも、年齢が若くなればなるほど、その傾向は高いのです。

これは、若い世代の人たちの方が正解のない現代社会に適応している割合が高いからだと考えられます。

というのも、今の世の中は昔と比べて画一的な価値観だったり、これをやっておけば生きていけるというような正解がない時代になりました。そのため、失敗してもとにかく動いて都度修正しながら、自分の正解を見つけていく方が目標に達しやすくなります

このように考えると、失敗は成功までに必要な通過点に過ぎないと言えます。重要なのは失敗をどう受け止め、どのように次に活かすかです。

やらかして気分が落ち込む理由4つ

失敗それ自体にはポジティブな印象を持っている人が多いことがわかりました。にも関わらず、仕事でやらかすと気分が落ち込むのはなぜでしょうか。

その理由は4つあります。

やらかして気分が落ち込む理由4つ
  • ミスしたことを悔やんでいるから
  • みんなに迷惑をかけて申し訳なく思っているから
  • 信頼を失って自分の評価が下がったことが悔しいから
  • また同じようなミスをしでかさないか気が気でないから

それぞれ詳しくみていきましょう。


ミスしたことを悔やんでいるから

失敗後に気持ちが落ち込む主な理由の一つが、自分のミスに対する後悔です。

「もっとこうしていればよかった」と自分を責めることで、さらに気持ちが沈んでしまいます

後悔しても過去は変えられないとわかっているのに、悔やまずにはいられません。

ポイントはどうしようもならない過去に囚われて時間を無駄にしているというところですね。

どうすれば次に活かせるか、ということを考えた方がはるかに建設的でしょう。


みんなに迷惑をかけて申し訳なく思っているから

仕事はのほとんどは一人で完結することはなく、多くの人との協力が必要かと思います。

なので、ミスをすると周囲の人々に迷惑をかけてしまったと思い、その申し訳なさが心の重荷となって、気持ちを引きずる原因になります。

自分のせいで誰かの時間を奪ったり、手間をかけさせたりするのって非常に心苦しいですよね。

ですがよく考えてください。

なぜ会社という組織が多様な人材でできていて、仕事というのは他者と協力して進めるのか。それは、一人で全てを完璧にこなす必要がないからです。

人間は能力に凸凹があるので、チームや組織全体フォローしながら進めるほうがいい仕事ができるのです。


信頼を失って、自分の評価が下がったことが悔しいから

仕事におけるミスは、自分の信頼や評価に影響を及ぼすことがあります。自分自身に失望したり、自分の不甲斐なさに悔しい気持ちを抱いたりすることもあるでしょう。

ですが、たった一度のミスで信頼や評価は大きく下がるものでしょうか。むしろ大事なことは、ミスが発生した時にどう対処するか、ミスから立ち直ってどう行動するかでしょう。

ミスを素直に認め、謝罪し、速やかに改善策を講じれば評価を上げることもできます。

ヤンキーが少し真面目になっただけで評価が爆上がりする理論と似ています。

終わりよければすべてよしという言葉もありますから、やらかしたと思っても、その後うまく立ち回れば、周囲にはポジティブな印象を与えることができるでしょう。


また同じようなミスをしでかさないか気が気でないから

同じミスを繰り返さないかどうかという不安でさらに気持ちが落ち込むことがあります。

また、同じ失敗を繰り返さないようにしようと意識し過ぎて仕事が遅くなったり、逆に別のところでミスが増えたりもします。

「〇〇してはいけない」と言われると、〇〇を意識してしまって実際にやってしまうという話もありますが、「ミスや失敗をしてはいけない」と強く意識することで、さらなるミスを呼び込むこともあります。

闇雲に失敗してはいけないと考えるのではなく、しっかりと失敗の原因を分析し、同じミスをしないように対策を講じることが重要です。

すぐに気持ちが切り替えられないのは自己肯定感が下がっているから

自己肯定感と自己効力感が下がっている図

やらかした時、気持ちが落ち込む理由はわかっても、気持ちの切り替えってすぐにできないですよね。

なんでかっていうと、多分自己肯定感とか、自己効力感が低下しているからだと思います。

落ち込んで、自分はダメなやつだって自責していたら、自己肯定感も下がるし、自分でできないやつってレッテル貼ってるんで自己効力感も低下するし…

自己肯定感とか自己効力感が下がると、自分の存在とか、仕事に対する自信が揺らぐので、他人の評価が気になったり、自分の考えがブレブレになってしまって切り替えられないのではないでしょうか。

気持ちを切り替えるためにオススメしたい考え方

じゃあ気持ちを切り替えるためにはどうしたらいいのでしょうか。

まずはやらかしたことを頭から切り離してリフレッシュします。

というのも、引きずったままだと冷静に問題に対応できないため、まずは心を休めることが先決です。

具体的には、お風呂に使って頭を空っぽにしたり、映画やドラマを見てボーッとします。

そうすると心が落ち着いて、冷静にやらかしたことを振り返ることができます。

リフレッシュして冷静に考えることができるようになったら、やらかした時の解釈を変えてみてください

気持ちを切り替えやすくするためのおすすめの考え方を紹介します。


失敗から学べることは成功よりも大きい

成功した時ってあんまり振り返らなかったり、ダイレクトに成功要因はこれって言うことが難しい場合があると思いますが、失敗した時は、あれがダメだった、これが良くなかったと、さまざまな気づきを得ることができます

つまり、失敗した時の方が学びが大きいので、自己成長のチャンスが与えられたと思えば乗り越えられます

自己成長っていうと意識高い系かと思ってしまいますけど、単純に自分が成長した実感を得た時とか、気づきを得た瞬間って嬉しくなりますよね。



過去のことは変えられない

当たり前ですが、過去のミスを悔やんでも、その事実は変えられません。ですが、過去に対する解釈や意味づけを変えることはできます

例えば、この失敗があったから成功することができた、とか、失敗して初めて自分を振り返ることで人生が好転した、とか。

くぼち

結局自分が機嫌よくいられるための解釈ができる人が最強だなと思う今日この頃です。


人がどう思うかは変えられない

結局、他人の意見や評価を完全にコントロールすることって不可能です。

自分の失敗によって周囲の評価は下がるかもしれません。その後の立ち回りでも回復しないかもしれません。

でも、それはもう仕方のないことです。だって自分は全力を尽くしたのですから。

それでもなお評価が下がったり、人が離れていくことになってしまった場合、そのような人とはご縁がなかったということ。

変えられるのは自分の行動だけです。相手が何を思うかは考えても無駄です。

と心理学者のアドラーも言っていたような気がします。

気になる方はチェックしてみてください。


嫌われる勇気


未来のことは心配しすぎても仕方がない

心配事の9割は起こらないと言います。


心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍

確かに失敗を経験した後は、同じ失敗を繰り返すのではないかという不安がつきまとうこともあるでしょう。

しかし、過度に心配することで、現在の行動を制限したり、余計なミスを誘発したりと悪影響が出ることもあります。

なので、未来に起こるかもしれないことを心配するよりも、今自分ができることに集中することが重要です。

例えば、「次にミスをしないために何を改善すべきか?」や、「今後のためにどのようなスキルを身につけるか?」といった、今自分はどう行動すべきかという問いかけをすると前に進めます。

人生は短い

人生はたった4000週間しかない図

人生はたった4000週間しかありません


限りある時間の使い方

失敗をして落ち込む時間は誰しもあるものですが、過剰に引きずってしまうことは、貴重な人生の時間を無駄に費やすことになります。

そして、失敗を恐れるあまり、新たな挑戦を避けることもまた自分が成長する機会がなくなってしまって、もったいないです。

マズローの5段階承認欲求説では、一番上位に自己実現欲求があるとおり、人間には自分の夢や目標に向かう自己成長欲求があります。

失敗に囚われ過ぎていたずらに時間を使ったり、挑戦を避けて自己成長の機会を失ったりすれば、人間の本能的な欲求が満たされなくなってしまって、今後の人生の幸福度がダダ下がりになるでしょう。

「この失敗は、自分がより成長するための通過点に過ぎない」と前向きに捉えることが、気持ちを切り替えるための効果的な方法だと言えます。

まとめ

仕事でやらかした時の気持ちの切り替えには、失敗を受け入れ、次にどう活かすかを考えることが重要です。

過去を悔やんでも事実を変えることはできません。変えられるのは過去の事実に対する解釈だけです。

今できることにフォーカスして、失敗を自己成長の糧にしましょう。

人生は短いです。やらかしたことを嘆いても時は止まってくれません。失敗から立ち直って人生を楽しみましょう。

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この記事を書いた人

・地方公務員時代にIT系の資格を取得し、30代で民間企業(ITコンサル)に転職
・20代、30代で共に転職活動を経験し、内定獲得
・IPAプロジェクトマネージャ、G検定、IoTシステム技術検定上級などIT系資格ホルダー

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