【20代/30代】公務員を辞める人の特徴4選

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悩める人

公務員を辞めたいが、実際に辞める人は少なそう。辞めても大丈夫か?

悩める人

安定の公務員を辞めるのはどんな人?公務員にもデメリットがあるのかも

公務員を辞めたいと思っても、実際に辞めた仲間が少ないと不安になりますよね。

本記事では、公務員を辞めて民間転職した私と、私と同じように転職した元同僚の経験を踏まえて、公務員を辞める人の特徴を解説します。

本記事を読めば、公務員を辞めたい気持ちは自分だけじゃなかった、辞めてもいいんだと思えるようになります。

目次

公務員を辞める人の特徴4選

私の経験上、30代までの若手公務員では、以下のような特徴がある人が辞めていきました。

  • 想像していた仕事とギャップがあった人
  • 公務員特有の人間関係や文化に嫌気がさした人
  • 専門性を身に付けたい人
  • 横並びの評価に耐えられない人

それぞれ解説していきます。

想像していた仕事とギャップがあった人

これは特に入社数年で見切りをつける若手に見られる印象です。

都道府県庁や政令指定都市クラスの地方公務員になると、住民にインパクトのある政策ができるんじゃないか、世の中のためになっている感じられるような大きな仕事ができるんじゃないか、と思いがちです。

しかし、実務となると、単調なルーティーンのような仕事も多く、また入庁してすぐの若手であれば政策の企画に携われるようなことはほぼないと思います。

そのため、何のために仕事をしているのかわからなくなり、自分がやりたかった仕事はこれなのかと悩んで結局辞めていく傾向が見られます。

公務員になるまでに、公務員という仕事に過度な期待を持っている場合は注意が必要ですね。

公務員特有の人間関係や文化に嫌気がさした人

公務員の組織は基本的に上位下達であるため、体育会系の文化が残るような自治体もあると聞きます。

所属する部署固有の意味があるのかよくわからない謎ルールに付き合わなければ、上司から怒られたりすることもあるかもしれません。特に規模の小さな自治体では人間関係が狭く、うまく付き合っていかなければ、仕事に支障も出かねません。

以前にお辞儀ハンコという、稟議書の決裁欄のハンコをお辞儀しているように斜めに押印するという文化が一時トレンドになったことがありますが、これは私も経験があります。

前例主義であることも相まって、こういったよくわからないルールも受け入れなければならないことに、嫌気を感じてしまうような人は、辞めたくなるでしょう。

専門性を身に付けたい人

地方公務員では、大卒以上の上級職であれば、数年に一度部署異動があります(ジョブローテーション)。

ジョブローテーションを何度も繰り返すことで、幅広い視野を持って行政を支えることになるわけですが、裏を返せば、専門性は身につきにくくなります。

キャリアの途中でやりたいことや、もう少し続けていきたい分野があったとしても、人事異動となり全く別の分野、部署に異動となる場合が多々あります。

そういった専門性を身に付けたい分野や、やりたいことに出会った時、公務員のままのキャリアを続けるべきか考えてしまい、結局辞めてしまいます。

私の場合はまさしくこれで、ITの分野にもう少し精通したいという思いから、IT業界へ転職しました。

くぼち

基本的に専門的なことはコンサルや広告代理店などに業務委託し、公務員自体が手を動かすことはあまりないと思います。公務員時代に付き合いのある企業に転職していった方もいますね。

横並びの評価に耐えられない人

公務員の評価は年功序列のため、基本的には大きく差が出ません。

普通評価と一番良い評価の人の昇級額を比べても、月額数千円程度の差でしょう。もちろん期末手当(いわゆるボーナス)などでは数万の差が出ますが、数十万の差が出るということは管理職以下若手ではまずないと思います。

そして、役職に就くためには、一定程度の年数を経て、昇任選考などを受ける必要があります。

以下は東京都の例ですが、いわゆる大学学部卒から主任になるには、5年経過し、かつ主任級職選考に受からなければなりません。

東京都職員の任用のしくみ

出典:職員の任用のしくみ https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/ninyou.html

つまり、20代のうちに同期の誰か大幅に抜きん出て先に昇進するといったことがありません

一方、成果主義の民間企業であれば、年次に関係なく、20代から上の役職に就くことや、出した結果によって給料を大きく増やすことも可能です。

くぼち

私が転職先の企業でビビったのは、ボーナスが普通評価と最上位評価で2ヶ月分も差が出ることですね。そんなに成果主義の会社ではないのですが、普通の会社でもそこまでインセンティブがつくとは思いませんでした。

そして、もう一つ年功序列で語るべきは、仕事のパフォーマンスが悪いように見えても、悪い評価がつきにくいというところにあります。

というのも、悪い評価をつけるというのは管理職の指導能力を問われるため、管理職自らの評価も下げることにつながってしまいます。

また、公務員の仕事は定量的に評価することができないし、それぞれが異なる業務に従事しているので、一概に優劣をつけることができないと思います。

そのため、基本的には普通評価になりやすいのです。

そのような状況だと、自分はたくさん働いているのにあの人は働いていない(ように見える)のに、何で評価がおんなじなんだ、と不満が出ることもあるでしょう。

このように横並びの評価に耐えられない人は、やる気のある公務員をほどたくさんいると思われます。

まとめ

ここまで公務員を辞める人の特徴を解説してきました。

30代までの若手公務員で辞める人には、以下の特徴があります。

  • 想像していた仕事とギャップがあった人
  • 公務員特有の人間関係や文化に嫌気がさした人
  • 専門性を身に付けたい人
  • 横並びの評価に耐えられない人

当てはまった方は、公務員以外の選択肢を考えてみてもいいのかもしれません。

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この記事を書いた人

・地方公務員時代にIT系の資格を取得し、30代で民間企業(ITコンサル)に転職
・20代、30代で共に転職活動を経験し、内定獲得
・IPAプロジェクトマネージャ、G検定、IoTシステム技術検定上級などIT系資格ホルダー

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