公務員の仕事がつまらないと感じる5つの理由とその解消方法

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記事タイトル:公務員の仕事がつまらないと感じる5つの理由とその解消方法
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悩める人

公務員の仕事はつまらないのかな

悩める人

なんとなくつまらないんだけど、理由をはっきりさせて対処法を知りたい

公共の利益のために働きたいという想いから公務員になったけど、日々の仕事は想像してたよりつまらなかった、という方も多いでしょう。

本記事では、公務員のつまらないところや面白いところをどちらも経験し、結局民間転職を果たした私が解説します。

本記事を読めば、公務員がつまらない理由が明確になるとともに、その対処法についてもわかります。

目次

公務員の仕事がつまらないと感じる5つの理由

公務員の仕事がつまらないと感じる理由は以下の5つになります。

  • スピード感がない
  • 公平公正に対応しなければならない
  • 年功序列のため頑張っても給料に反映されない
  • 前例主義で新しいことがやりにくい
  • ルーティーン業務が多い部署もある

それぞれ、公務員の仕事の特性と、自分の経験談を踏まえて解説します。

スピード感がない

公務員の仕事はスピード感があまりありません。

政策であれば、議決が必要であること、決裁であれば、税金を扱っていることが要因だと考えます。

例えば、政策は市民、または国民によって選ばれた議員の承認を経なければ、GOサインが出ません。

GOサインが出る前には多くの部署、議員等に説明や根回しをしておく必要があります。

そのため、何かを進めようと思って調整部門や手続きが多く、スピード感が失われてしまうのです。

また、税金を使用するような契約行為や、購買行為に対しても、複数の回覧を経なければなりません。

仕事に対してスピード感が必要と考えている方に対しては、無駄が多いと思え、つまらないと感じるでしょう。

くぼち

私の経験談になりますが、電子決裁になる前は、文具ひとつ買うのに事前にハンコが6つ、事後にハンコが4つといった感じでとにかくハンコを押す機会が多かったことを覚えています。

公平公正に対応しなければならない

公務員の提供するサービスは公平公正である必要があります。逆を返せば特定の方に過剰なサービスをしてはいけません

具体的には、市民等から何らかの対応を求められた際、良かれと思ってサービス精神を発揮したりすると、後から別の市民からクレームにつながったりします。

あくまで組織として同じ水準のサービスを提供できないといけないため、サービス精神が旺盛な人、世話焼きの人にとっては物足りなさを感じると思います。

年功序列のため頑張っても給料に反映されない

公務員は年功序列で給料が上がっていくため、努力したからといって、若い時から給料がとんでもなく高くなるということはあり得ません。

また、主任や管理職になるには、昇任試験を受けなければなりませんが、この昇任試験を受けられるのも年次で決まっています。

つまり、どんなに頑張ろうが、昇任試験のタイミングを早めることも、飛び級で出世することもないのです。

その結果、努力しても意味ないと思ってしまい、働く意義を見出せなくなるのではないでしょうか。

前例主義で新しいことがやりにくい

公務員の仕事は前例主義が多いです。

やり方はパターン化されており、前任者の引き継ぎ書やマニュアルに沿って業務を遂行することが多いでしょう。

逆に新しいことをする余地は、新たな政策を考える専門の部署以外はあまりないと思います。

もちろん前例主義にはいいこともあります。

公務員は数年で異動するため、前例踏襲して円滑な業務遂行を行うのは必須です。

また、日々何件も同じような処理を繰り返さなければいけない業務もあります。

それらに対し、特例を与えたり、業務を変更しようと思ったら、たちまち業務はストップしてしまいます。

公務員の仕事は、市民の生活を支える地道な仕事の上に成り立っているということを理解すれば、前例主義は当然の結果といえますが、新しいことをとにかくしたいと思っている人に対しては苛立ちを感じることになるかもしれません。

ルーティーン業務が多い部署もある

公務員の仕事の中には、そもそも日常的にルーティーンにならざるを得ない業務があります。

例えば、以下のようなものが当てはまるでしょう。

  • 法令に基づいて遂行しなければならない業務
  • 申請の受付や審査業務

こういった業務は、手順が厳格に決まっており、自分でアレンジする余地はほとんどありません。

また、時期や内容が変化するものの、基本的には同じようなことが続くためにルーティーンと感じる業務もあります。

  • 庁内や国、市町村などに調査照会する業務
  • 購買、委託等の契約を専門とする部署

重要であることはわかっているものの、当事者として業務を行ってみると、自分がやる必要があるのだろうかと考えてしまうかもしれません。

年次を経るごとに面白みは増していく

ここまで、公務員の仕事がつまらない理由について説明してきましたが、公務員の仕事の全てが上記に当てはまるようなつまらない仕事というわけではありません。

確かに、新卒で入社して数年は、政策を企画するような部門に配属されることは稀かもしれません。また、最初はいわば下積みの仕事も多いでしょう。

しかし、主任、係長とステップアップすることで任されることも多くなってきます。

私の経験では、予算規模の大きい事業担当を任されたり、メディアに掲載されるような事業の主担当になった時、非常に大きなやりがいを感じました。

規模や知名度の大きい仕事ができるのも公務員の魅力の一つだと思います。

つまらないと思っている現状を抜け出す方法

では、今の仕事がつまらないと思っている場合はどのようにしたら良いのでしょうか。

考えられる方法は以下3点です。

  • 自分の価値観を改めて考えてみる
  • 移動希望を出す
  • 転職活動を始めてみる

それぞれについて、順に解説します。

自分の価値観を改めて考える

まずは自分の価値観を改めて考えてみた方がいいかもしれません。

価値観は経験した出来事とともに変わっていくものです。

公務員として何年も経過しているのであれば、公務員を志したあの時から、価値観が変わっているかもしれません。

自分の価値観を調べるためには、Daigoさんの超客観力がオススメです。

この本で私は80個の価値観の中から何が重要かを改めて考えることができ、自分の行動指針をクリアにすることができました。

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また、価値観については以下の記事も参考になるかと思います。

異動希望を出す

価値観が検討できたら、その価値観に合うような部署を探して、そこに異動できるように動いてみるのもありかと思います。

具体的には、公務員は年度はじめや年度終わりに上司と面談があるかと思いますので、そこで毎年異動希望を出し続けるのです。

そして、希望する部署に行きたい理由と、行った後も活躍できることを証明できるスキルを説明し続ければ、その上司の人事ネットワークが広かった場合、異動できる可能性はあるかと思います(あくまで私の経験です)。

また、自治体によっては公募制度を採用しているところもあるでしょう。

希望する部署をサーチし、その部門の担当者に話しかけて情報を集めるのも有効かもしれません。

私の公務員時代には、そうした根回し活動を続け、希望部署の課長に一本釣りされたという話も聞きました。

なお、上司に強く異動希望を出したり、公募制度を使ったりするのは、人事履歴に傷がつくのではないかという心配もあるかと思いますが、苦しいまま過ごすよりは、動いた方が次の道筋が見える場合もあります。

まずは職場でできることを探し、できなかった場合は転職も視野に入れると良いと思います。(あるいは転職活動を始めてしまい、自分を客観視するのもいいかもしれません)

転職活動を始めてみる

転職活動を始めるといっても、職務経歴を作って、転職エージェントと面談して・・・とガンガン進めなくても良いと思います。

まずは転職サイトに登録して、どんな仕事があるのか、どういった条件であるのかといったことを調べるだけでも興味が湧いてくるかもしれません。

新卒で公務員になった方は、そもそも民間企業への就活を考えていなかった人も多いでしょうし、そういった方にとっては、まず調べることも新鮮に感じられると思います。

また、転職口コミサイトで口コミを見てみると、案外公務員の素晴らしさを再認識するかもしれませんし、反対に、やっぱり転職した方が良さそうだとなるかもしれません。

転職口コミサイトのおすすめはOpenworkです。

ここは職務経歴書を掲載するだけでレビューが見れるようになりますし、公務員のレビューも豊富です。

まずは、簡単にできるところから行動すると次に繋げましょう。

まとめ

以上、公務員の仕事がつまらない理由と、その解消方法について説明しました。

私の経験上、仕事がつまらないと愚痴って諦めの境地で何も行動しないで続けている人と、つまらないと愚痴りつつもできることから進めていつの間にかサクッと辞めていく人の2パターンに大別できるかと思います。

人生は一度しかありませんので、よく検討しつつも、良いと思える方向に少しずつでも行動することが重要です。

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この記事を書いた人

・地方公務員時代にIT系の資格を取得し、30代で民間企業(ITコンサル)に転職
・20代、30代で共に転職活動を経験し、内定獲得
・IPAプロジェクトマネージャ、G検定、IoTシステム技術検定上級などIT系資格ホルダー

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