今の仕事を辞めたいのかはっきりしないけどモヤモヤしながら仕事をしている…
転職したいと思っているけど、何から手をつけたらいいかわからない…
どんな人でも一度は今の仕事にモヤモヤしたことがあるのではないでしょうか。
本記事では、仕事でモヤモヤを感じてから、転職するまでの流れをまとめました。
私が個人的に考え、実践してきたことが中心となりますが、これからの良い人生に向けたステップへの参考となれば幸いです。
転職活動の進め方
元公務員の私が民間企業へ転職した時の体験をもとに、転職活動の進め方をステップごとに説明します。
特に公務員から民間企業への転職を考えている方の参考になればうれしく思います。
それではステップごとに詳細を見ていきましょう。
仕事をしている中で不満があると転職を考えるのは当然のことです。
しかし、その不満は本当に転職でしか解消されないのでしょうか。
あるいは、転職したことによって、今の仕事の良いところは失われないでしょうか。
一足飛びに転職が現状の打開策と考えず、転職活動を始める前に、そもそも転職活動をする必要があるのかを見極める必要があります。
転職するぞと決心しても、闇雲に転職先を探すことは望ましくありません。
自分を十分に理解しないまま転職してしまうと、再度不満が生じやすくなるためです。
最初の就職先として公務員を選択した場合、試験勉強に注力したために自己分析が不十分な可能性はなかったでしょうか。
また、実際に働いてみたことでどんな種類の仕事が好きで得意か、あるいはどんな作業が苦痛かなどについて、学生の頃よりも多くを認識できているかと思います。
転職活動を行う前に今一度じっくり自己分析をすることが、満足度の高い転職成功につながるはずです。
私自身、転職活動前の自己分析に多くの時間をかけたことで、その後の転職活動で迷うことなく、スムーズに満足のいく転職ができました!
STEP2で転職活動前に自分を深く理解できました。ここから先は具体的な転職活動に入ります。
まずは転職の計画(スケジュール)を大まかでよいので立てます。
これには2つの理由があります。
第一に、ダラダラと長い期間をかけて転職活動をしないということです。ゴールが決まっていればその中でやりくりする意識が働きますので、転職するしないで再度ブレることもなくなります。
第二に、職場の繁忙期等の状況を踏まえていつ退職届を出すかを逆算して計画を立てる方が、自分が転職することで現職場への迷惑をかけないかということに気が散らなくて済むからです。
以下の記事は、私が実際に転職したときの流れを記載していますので、ご参考にしてください。
計画が立て終わりましたら、転職サイトや転職エージェントへの登録を行います。
しかし、転職関連のサービスにはそれぞれ特徴がありますので、その違いを理解した上で、どのように利用すると効果的かを知る必要があります。
以下の記事に転職サイトと転職エージェントの違いや活用方法について記載しました。
公務員の視点からも検討していますので、公務員で転職を考えている方はぜひご参考ください。
転職サイトや転職エージェントの違いが理解できたら、実際に登録してみます。
転職サイトやエージェントは世の中にたくさんあり、それぞれ求人数や利用できる機能、求職者の想定年齢などが異なるため、自身の状況に適切なものを利用します。
サービスの利用は基本的には無料のため、複数登録してよいかと思いますが、自分にフィットしないものを活用しても望む結果は得られません。管理コストなどを踏まえて、厳選して登録することをオススメします。
転職サイトは個別的なサポートを受けることはできず、自分で進める必要があります。公務員で転職を考えられている方は、個別的なサポートが受けられるエージェントを利用した方が安心感があるかと思います。
とはいえ、転職エージェントを利用する前には、自己分析や職務経歴書など一人でできるところまで十分に準備した方がよいと思います。
転職エージェントは転職希望者を転職させることで、転職先企業から転職者の年収の何割かをフィーとして受け取るビジネスモデルです。ということは、転職できる見込みがなければ、エージェントはお世話をしてくれないと思われます。
世の中的に公務員は安定しており、忙しくなく、民間企業で通用するスキルもないと思われがちです(最近は変わってきていますが)。そのため、公務員で転職を考えているというと、冷やかしに思われたり、どうせ転職できないからと適当にあしらわれる可能性があります。
そういったネガティブな印象を最初の段階で払拭するためにも、準備万端でエージェントの面談に臨むことで、エージェントを強い味方につけることができるでしょう。
以下の記事では、実際に私が利用、調査したエージェントの体験談をまとめましたので、エージェントを利用する際はご参考になればと思います。
エージェントの登録時や面談時には、自己PRする場面もあります。
公務員の場合、なかなかアピールできる実績やスキルがないと嘆きがちになりますが、公務員では当たり前のスキルも、民間企業では重宝されることもあります。実際のところは説明の仕方次第だと感じています。
以下の記事には、公務員のスキルをどのようにアピールするか、私の経験をもとに複数の例を記載しました。自分にはスキルがないと悲観的になっている方は、ぜひご参考にしてください。
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エージェントを活用すると、自分で企業を探してエントリーする場合と、エージェントから紹介を受けてエントリーをする場合があります。
どちらを利用しても良いかと思いますが、自己分析で再度認識した優先順位や価値観にフィットするかを念頭に置いてください。例えば、一般的な基準で想定年収が高いからと受けたりすると、時間のムダになる可能性が高いです。
必要に応じて自分の価値観と合う企業なのか、エージェントに聞いてもいいかもしれません。転職サイトと違って企業の文化や風土を確認できるところもエージェントを利用すべき点です。
なお、転職活動をしてみるとわかることですが、書類選考が思っているほど通りません。
理由として、公務員から民間企業への転職がほとんど異業種転職になること、そしてエージェント内の選考で落ちていることなどが挙げられます。
面接に進む場合は、企業も時間と労力を使うため、微妙な希望者は書類選考でなるべく落としたいというところでしょう。最初から書類選考は苦戦するものと割り切り、一喜一憂しないようにした方が精神安定上よいかと思います。
書類選考が通り、面接に進むことができた場合は、最低限のスキルチェックが通ったということになります。
面接では自分がいかに求人のポジションで能力を発揮できるかをアピールすればよいと思います。
面接おける質問は体感7割は被ります。その7割をしっかり準備するとともに、3割は面接の都度ブラッシュアップしていければ複数回こなせば詰まることはなくなると思います。
なお、一次面接から内定まではそれほど期間が長くありません。
私が経験した時も、最初の面接から内定まではどの企業も1ヶ月もかからない程度でした。
そのため、面接に進んだ場合は、内定が出たら本当にそこに転職するか常に念頭に置きながら、こちらも選ぶ気持ちで望む必要があります。
内定が出てからは受諾をあまり長い期間待っていただけません。
企業としても採用活動を打ち切りたいですし、エージェントもフィーが欲しいことを考えると当然のことです。
そのため、比較考慮するために複数の内定を同時期にもらうには、最終面接の日程を可能な限り近くするなどの調整が必要となります。また、期間が短いことを踏まえて事前に比較ポイントも整理しておきたいところです。
内定先を決める場合は、くどいようですが、再度自分の転職活動に求めたモノ、自分の価値観と合致しているかを確認したほうがよいでしょう。
転職活動の計画は事前に立てても、退職を伝えることは内定をもらってからが望ましいと思います。
なぜならば、転職活動が難航して計画どおり内定が出ない可能性があるからです。
多くの自治体では、法的には14日前までに退職届を提出すればよいかと思いますが、引き継ぎ等の期間を考慮しなければ反感を買うため、少なくとも退職1ヶ月以上前には退職の旨を伝えたいところです。この辺は所属組織の状況に応じて事前に探りを入れてみてください。
また、退職の旨の報告と合わせて、残っている有休の利用調整も行います。
有休を使い切らない方もいるかとは思いますが、立派な権利なので引継ぎしつつなるべく消化できるよう調整した方がよいかと思います。(こんな機会はそうそうないですし)
私の場合は、引き継ぎ計画を作成し、有休を使っても業務上問題ないことを示して承認を得ました。
転職先企業は、あなたを採用するためにエージェントに多くのお金を支払っていますので、ある程度期待されていることは間違いないと考えられます。
序盤で「これだから公務員は」と思われないように、有休期間中に自分のポジションの再確認や業務知識の勉強を少しでも進めておくと安心かと思います。
また、転職直後はある意味ボーナス期間だと思っています。公務員の方々はたくさんの異動を経験しているため、釈迦に説法だとは思いますが、職場が変わった直後は何を質問しても、失敗しても多少は多めにみてもらえます。
同僚等に積極的に話しかけたりして序盤で人間関係を築いておけば、今後も楽になります。
新たな自分に生まれ変わったと思って人見知りの方も積極的に行きましょう。
まとめ
私個人の経験や考え方が強く入っていますが、なるべく具体的に記載しました。
不明点、要望等がありましたら、お問い合わせフォームよりご質問ください。
転職活動中の皆さまに幸あれ!
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