公務員を辞めたいと思っているけど、後悔しないだろうか…?
どんなことを後悔しそうか事前に知っておきたい
頑張って公務員試験を突破して、せっかく公務員になれたのに仕事が辛い。
公務員を辞めて民間企業に転職したいけど、後悔しそうで踏み出せない。
公務員の仕事が特に辛い時、一度はこのようなことを考えますよね。
本記事では、地方公務員(都道府県庁行政職)から民間転職した私が、転職して後悔しそうなポイント、後悔しないと考えた理由、転職後に後悔したかを解説します。
本記事を読めば、公務員から転職をしても後悔しないかどうか事前にチェックできます。
公務員から民間企業へ転職して後悔しそうなポイント4選
公務員から民間企業に転職して後悔しそうな点を4つ挙げてみました。
- 安定的な収入
- 退職金
- 福利厚生
- 有給休暇のとりやすさ
これらは、いわば公務員が享受できるメリットに当たる部分だと思います。
このメリットを手放しても問題ないか、あるいは転職先にこれらを上回るメリットがあるか、が後悔しないかどうかの決め手となるでしょう。
私が公務員から転職しても後悔しないと考えた理由
私は公務員から民間企業に転職しましたが、3年以上経った現在、総合的にみて後悔はありません。
転職前に後悔しないと考えた理由、および転職後はどうだったかについて説明します。
安定的な収入
公務員は年功序列的な組織であるため、よほどのことがない限り、毎年昇給します。
安定した収入によって、家計の設計が立てやすく、将来的な不安も感じにくいのがメリットだと思います。
とはいえ、公務員で昇格しない場合の昇給額は管理職以上でもない限り、月額1万以下がほとんどなんですよね。
一方で民間企業であれば毎年昇給しないこともありますが、昇給するときには昇給額が多い場合があります。
これを踏まえて、昇給は自己責任と考えれば、安定的な収入は手放しても後悔しないと思いました。
実際のところ私の場合は、転職して2年目までは給料が上がりませんでしたが、3年目で月額4万以上上がりました。
確かに、公務員から民間企業へ転職すると未経験扱いになることが多く、一時的に年収が下がる可能性がありますが、その後は自分の努力次第で上げることができます。
一度転職すれば公務員の色が消えるので、再転職もしやすいと思いますしね。
退職金
退職まで勤め上げると、退職金は2000万を超えます。確かにこれがあると、将来の安心感が違いますよね。
勤続年数が40年だとすると、今の年収に50万加算してもらえるようなものです。(実際は退職金の方が税率が優遇されていますが)
逆に言えば、公務員の年収にプラス50万を退職までずっと得ることができれば、退職金はあまり考慮しなくても良いことになります。
民間企業なら副業できるところも多いですし、年間50万のプラスならさほど難しくないのではないかと考え、こちらも後悔しないと思いました。
退職後よりも今もらう方が、自分で資産運用できるようになるので、良い面もありますね。
福利厚生
公務員にはさまざまな休暇制度やら宿舎やら祝金やら保険やら、とにかく現役公務員でも全部を把握できないほどの福利厚生があります。
その上、よほどのことがない限りクビになりません。
これだけ揃っていたら民間企業の方が上なのは稀だと思うので、辞めたら後悔するかもしれないと正直少しは思っていました。
とはいえ、実際転職してみても不自由なことがないので、自分にあまり関係しないような福利厚生も多かったなと思いますね。
ただし、産休や育休、看護休暇など、子どものいる家庭に優しい制度が整っているし、使うことを躊躇う必要もない環境なので、ちょうどその年代の人は熟慮した方がいいかもしれません。
有給休暇のとりやすさ
上でも書きましたが、公務員の休暇の取りやすさはかなり高いと思います。
年休でいえば、1日休暇や半日休暇だけでなく、時間休暇も取れます。
制度があるってだけじゃなく、きちんと運用されているので(当たり前?)、休む時に上司の顔色を伺うと言うこともなかったです。時間休も当日に取れますしね。
ただし、公務員は1週間とかドカンと休みを取ることがかなり難しい印象でした。
と言うのも、日々の仕事が担当ごとにあるので、どうしても長期間の休みは取りづらい。
私はどちらかと言うとチマチマ取れなくてもドカンと休みを取りたいと思っていたので、プロジェクト型の職種に就けば、プロジェクトの節目に長期休みが取れるし、それで後悔しないなと考えました。
結果は想定通りです。私はITコンサルなので、クライアントワークがほとんど。
お客さんと休みを調整してから年休が取れるので、体調不良以外は直前に休みを取りづらいですが、プロジェクトが終わって次のプロジェクトに入るまでの2週間など一気に休みを取れるのが嬉しいです。
まとめ
転職時に後悔しないようにするためには、公務員が享受できるメリットがなくても大丈夫か、あるいはそのメリットを上回るメリットが転職先にあるかどうか、を考えることが重要です。
後悔しそうなポイントは以下でした。
- 安定的な収入
- 退職金
- 福利厚生
- 有給休暇のとりやすさ
公務員から転職して後悔しないか心配な方は、上記のポイントが自分にとって価値があるかどうか、転職前に考えることをオススメします。
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