目指す前に考えよう!地方公務員に向いている人の特徴とは?

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悩める人

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悩める人

公務員って真面目じゃないと務まらなそう

どの職業に就くかを考える上で、自分の性格が向いているかどうか考えることはとても重要です。

特に公務員の場合は、公務員試験の勉強に多くの時間を費やす必要もあるので、公務員になった後に「やっぱり向いていなかった」なんてことにはなりたくないですよね。

本記事では、本地方公務員(都道府県庁行政事務職)の私が、自身の経験から、地方公務員に向いている人の特徴を厳選して説明します。

目次

地方公務員に向いている人の特徴4つ

地方公務員という職業の特性上、「地域の発展に貢献したい」、「住民の役に立ちたい」、という想いは必要です。

しかし、そのような熱い想いがあるだけでは、仕事を長く続けられるわけではありません。

熱い想いがあったとしても、日々の仕事を十分にこなすことができなければ、不満を持ったまま仕事をすることになり、結果辞めてしまうこともあり得ます。

ある職業が向いている、というのは、性格や能力がその職業に適していることであると思います。

どんな仕事にも特有の性質があり、人によってその特徴が好ましいものであったり、嫌なものであったり、さまざまです。

その仕事の性質が自分にとって苦痛ではないかどうかが、仕事を長く続けられる要素になるのではないかと思います。

そこで、私が考える地方公務員に向いている(続けられる)人は、以下の特徴を備えています。

  • 自己主張が激しくない
  • 細かい作業が苦にならない
  • 前例、慣習的なことを割り切れる
  • 明確にやりたいことがない

順に解説します。

自己主張が激しくない

地方公務員の都道府県庁であれば、各部署や企業と一緒に進めなければいけない仕事が多いと思います。

公務員のスタンスは、関係者の意見を傾聴し、合意形成を図っていくようなまとめ役の立場になります。そこで、自分の我を出しすぎると、仕事が進まなくなるのは明白です。

また、市町村役場であれば、住民対応が多いと思いますが、ここでも自己主張を激しく行なってしまえば、クレームが入ることは容易に想像できます。

よってあまり自分の主張を出さなくても問題ない、という方は向いていると思います。

くぼち

入庁するとグループ研修などをやるのですが、リーダーシップを発揮するような人はあまりいなかった印象です。一方で、協調性の高い人や温厚な感じの人はどの部署でも多い印象でした。

細かい作業が苦にならない

公務員は税金を支出して、公共のサービスを提供します。

国民や住民の血税を使っていますので、その支出は厳格でなければなりません。となると、支出の際には幾重にもなる細かなチェックが必要になります。

数字の扱いが少なくとも苦手意識なく、検算なども面倒くさがらずにできるような人が望ましいでしょう。だから数的処理が試験科目にあるんですね。

また、関係各所に公文書を出す文書を作成する機会も多いです。

文書の内容に誤りがないか、誤字脱字がないかは、相当に気をつけて、作成します。

企業のプレス文書で誤字脱字や内容に一部誤りがあってもあまり問題にならないケースもあるかと思いますが、公務員の場合は少しのミスでもクレームが来たりするので注意が必要です。

こう言った細かい作業が苦じゃない、いわば几帳面な人は向いていると言えます。

逆に大雑把な人だと辛い思いをするかもしれません。

前例、慣習的なことを割り切れる

よくお役所は前例主義と言われます。確かにそう思います。ですが、前例が一概に悪いとは言えません。

前例とは、先人たちがその時議論して導き出した最善のもの、すなわちベストプラクティスに相当するからです。

公共サービスが多様化し、公務員も多くの仕事を同時にこなさなければならなくなりました。

そのような中で、前例を活用するのは業務の効率化に大いに役立っています。

一方で、明らかに是正した方がいいと思われる慣習があるのもまた事実です。

決裁するための担当員を斜めにしてお辞儀しているように見せるお辞儀ハンコはいい例です。

これに限らず、職場独特の謎ルールや非効率的な部分が多くあります。

こう言ったものにいちいち疑問を持っていたらストレスを抱えることになるため、割り切れる人は向いていると言えるでしょう。

明確にやりたいことがない

専門職でない行政系の公務員であれば、2〜3年に一度部署異動があります。

一応毎年上司との面談で異動の希望部署を伝えることができますが、過去の経歴などに関係なく、全く畑違いの部署に異動することも多いです。

当たり前ですが、自分のやりたくないような仕事や分野に異動したとしても、職務を全うする必要があります。

部署によっては、非常に感情を揺さぶられるような厳しい環境のところもあるでしょう。

部署異動してもモチベーションを下げないで仕事ができる要素として、明確にやりたいことがない、ということは重要だと考えます。

くぼち

私はITの部署に異動し、その後はIT以外の部署に異動したくなかったので転職することにしました。

まとめ

地方公務員に向いている人の特徴は以下の4つです。

  • 自己主張が激しくない
  • 細かい作業が苦にならない
  • 前例、慣習的なことを割り切れる
  • 明確にやりたいことがない

仕事を長く続けられるかどうかは、その仕事が苦痛じゃないかどうかにかかっていると思います。

地方公務員を目指す前に、今一度自分の性格と仕事の性質が合いそうかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

・地方公務員時代にIT系の資格を取得し、30代で民間企業(ITコンサル)に転職
・20代、30代で共に転職活動を経験し、内定獲得
・IPAプロジェクトマネージャ、G検定、IoTシステム技術検定上級などIT系資格ホルダー

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