毎日2時間くらい残業していて平日はヘトヘト。土日もたまに仕事があるし、仕事がない日でも平日の疲れが溜まっていてあんまり動く気になれない。
まさに仕事だけの人生って感じで、最近とてもつまらなく感じる。この先も続くと思うととても辛いけど、こんな時はどうしたらいいのかな。
100年運営者、元公務員のくぼちです。
平日は毎日のように残業をしていると、休みの日も休むだけというか動く気にならないですよね。
でも仕事はやらないとっていう責任感とかプライドもあるから頑張るんだけど、なんか人生にハリがなくてつまらないものに思えてしまう。
私も公務員時代に月60〜80時間の残業を1年以上経験したことがあるのでその気持ちはよくわかります。
本記事ではそんな人生がつまらなく思えた時に試したい考え方の変換や行動について解説します。
- 仕事だけの人生はどんな人生か
- 仕事だけの人生になって失うもの
- 仕事だけの人生がつまらないと感じる理由
- 仕事だけの人生を変える方法
仕事だけの人生ってどんな人生?
仕事だけの人生とはどんな人生なのか、2つの捉え方があると思います。
一つは、仕事を行わなければならない時間が長いこと。
通常の労働時間を大幅に超えて残業や休日出勤が常態化しているなどすると、働いている時間が長いので仕事だけの人生と感じやすくなります。
もう一つは、仕事について考えてしまう時間が長いこと。
仕事上で重い責任やプレッシャーが日常的にかかると、仕事以外の時間においても、仕事のことを無意識的に考えてしまうことがあります。
仕事について考える時間が長ければ長いほど、これまた仕事だけの人生と感じるでしょう。
で、このような状態が続くと、一見成功したキャリアが築けているような人でも、実際には多くのリスクを伴っていることがあります。
仕事だけの人生になって失うもの
仕事だけの人生には、大きく3つ失うものがあるかと思います。
失うもの①:健康
第1に、言わずもがなの健康ですね。
長時間のデスクワークやストレスなどが続けば、肩こりや頭痛、睡眠障害が発生します。
また、プレッシャーを抱えると精神的なストレスが溜まり、メンタル疾患のリスクも増えるでしょう。
私自身、残業が多かった時は頭痛がひどく、頭痛外来に通っていました。
また、遅くに家に帰ってもあんまり寝れないので、ほとんど寝た気がしないまま出社してました。
このような状況が最初の転職活動のきっかけになりました。
失うもの②:人間関係
第2に人間関係です。
仕事が多くなると、出かけるのも億劫になりがちです。そのため、家族や友人とつながる機会も少なくなるので、関係が希薄になってコミュニケーションの機会も減少し、孤独感を感じることがあります。
また、家から出ないと、SNS等を見がちになり、他の友人の状況を自分の状況と比較して落ち込むこともあります。
そうすると、友人に会う気もさらになくなったりします。
失うもの③:自己成長の機会
第3に自己成長の機会です。
仕事の時間が多いので相対的に自分のプライベートの時間が取れなくなり、気力も失われると、趣味や自己啓発の時間が取れなくなって新しいスキルなどを学ぶ機会が少なくなります。
また、新たな経験や挑戦もしなくなってしまうので、人生の幅や視野が狭くなってしまい、偏った考え方に陥ることもあるでしょう。
新しい経験ができていないと、ふと人生を振り返った時に何もやってない…と思って凹みます。。
仕事だけの人生がつまらないと感じる理由
そもそも、なぜ仕事だけの人生がつまらないと感じるのでしょうか。
仕事しかしていないような起業家でも生き生きしている人はいるじゃないかという反論もあるかと思います。
その違いも含めて考えてみます。
理由①:生活が単調になるから
毎日仕事に追われると、生活が単調になります。
仕事に行って、家に帰って寝るだけを繰り返すからです。
その上、仕事が山積みになっている場合は、自分でゆとりを持って考える余地がないため、場当たり的に処理しなければならないことがあるでしょう。
そうなると、新たな挑戦だったり、変化をつけることが難しいので、仕事それ自体も単調に感じてつまらなく思えてきます。
一方で自分が起業家、あるいは経営者の場合は、自ら仕事に変化をつけたり、挑戦することが可能なので、単調にはなりにくいです。
しかも、経営者であれば対応しなければならない仕事の幅自体も広く、同じ内容ばかりではないので、新鮮さを感じられるでしょう。
理由②:人生の目標を見失うから
多くのサラリーマンの人生の目標は、その仕事で何かをするということではないはずです。
あくまで所属している組織の目標に従って働いているだけなので、自分の目指す目標とのズレが生じてしまい、個人的な目標を見失いがちになります。
個人的な目標を見失うと人生の意義を感じにくくなって、喪失感が生まれます。
これがつまらなさの正体だと思います。個人的な目標に突っ走っている方が、生き生きとした気持ちになれますからね。
一方で起業家の場合は、自分の起こした事業が拡大していくこと自体が人生の目標であり、個人の夢です。
仕事の目標と個人の目標が一致しているので、仕事をしててもつまらなさを感じないでしょう。
仕事だけの人生を変える方法
では、仕事だけの人生を変えるにはどうしたらいいのでしょうか。
それができたら苦労しないんだよっていう話もあるかと思いますが、まぁまぁ聞いてください。
方法①:根本的に考え方や行動を180度変えてみる
変化を起こしたい時、今までと同じ考え方をしていても、行動できないんですよね。
というのも、自分の中に固定観念があって、新しいことをやろうと思ってもやらない理由、できない理由を考えてブロックしてしまうんです。
例えば、ずっと残業している人に残業しないでみてくださいと言っても、だって仕事が終わらないんですよとか、次の日が大変になるから今日も残業しないといけないんですとか、まずできない理由が返ってくる可能性が高いですよね。
でもそれが続いているから、今も残業が続いているわけであって、何か変化した行動を起こさない限り一生変わらないんですよね。
なので、できない理由は考えずにまずやってしまう。で、問題が出たらその時考える、ということをやると、だんだん生活が変わってきます。
先ほどの残業の例で言えば、まず1日でもいいから残業しない日を作ってみる。
次の日は確かに大変になるかもしれませんが、1日は限られていますので、残業時間が多い場合は2倍にできないはずです。そうすると、仕事量を減らすか、仕事を効率化するかのどちらかを取らざるを得ませんので、次の行動を考えることになります。
そうやって自分を変化させていけば、仕事だけの人生から脱却できるでしょう。
一度残業しない日を作ると頭がスッキリしたとか、自分の趣味ができていい日だったとか、新たな視点が獲得できるようになると思います。
これが刺激となって、どうやったらこれを増やせるんだろうって自然と考えるようになると思います。
まずは、自分の行動や考え方に対して、真逆のやり方をとってみて、ダメだったら徐々に元のやり方に徐々に修正していくとバランスが取れるのではないでしょうか。
どんなに現状が辛いものでも、現状を変えないで受け入れる方が精神的に楽だったりします。そんな時は近視眼的になっているので、1年後や3年後もそのままでいたいのかを考えると、抜け出すきっかけになるかもしれません。
方法②:仕事を変える
残念ながら、自分の行動を180度変えてみても、達成できないことはあります。
というのも、仕事だけの人生からは脱却できても、他の要素がトレードオフ的に失われてしまうことがあるからです。
例えば、仕事を減らすことを頑張り続けた結果、窓際職員になってしまった場合、自分の目標としていたキャリアだったり、お金が得られないことがあります。
このような場合は、転職を考えた方がいい場合があります。
というのも、現職で可能な限り頑張った結果、どうしても自分の望む他の要素が失われてしまったのであれば、それはもうその組織では達成できない確率が高いからです。
転職先でもそれは同じなのではないか、という反論があるかと思いますが、これまた自分の固定観念を変えてみたらいかがでしょうか。
必ず自分の望むものが手に入る職場はあるはずだと。
ただし、本当に望むものが明確にできているのかという点については、事前に確認いただいた方が無駄な労力を使わなくて済むでしょう。
価値観についての以下の記事が参考になると思いますので、興味があればぜひみてみてください。
転職活動の準備をするだけでも、新たな知見が得られることがあります。
例えば、自分の職務経歴を棚卸することで、改めて人生の目標を見つめ直したりできますし、転職サイトの診断機能を使って自己分析をし直すこともできます。
社会人になってから自己分析しなおしてみると、学生の頃とは違った視点で自分を確認することができます。
なお、転職の流れについては、以下の記事で私の体験談を包み隠さず説明しています。
個人的にはやはり四の五の言わずに今までと真逆のことをやるのがおすすめです。特に年齢を経ると自分の考えが絶対と思いがちで柔軟な考え方ができなくなりますが、本当にそれを続けた人生で満足できるのかを考えてみると違った考えが生まれるのではないでしょうか。
まとめ
本記事をまとめます。
まず、仕事だけの人生になって失うものは以下の3つでした。
- 健康
- 人間関係
- 自己成長の機会
次に、仕事だけの人生がつまらないと感じる理由は以下の2つでした。
- 生活が単調になるから
- 人生の目標を見失うから
最後に、仕事だけの人生を変える方法は以下の2つでした。
- 根本的に考え方や行動を180度変えてみる
- 仕事を変える
仕事が占める人生の割合はかなり大きなものです。ましてや100年時代は健康な間は働くが基本になりつつあります。
毎日を生き生きと働くためにも、仕事と私生活のバランスを取るのが大事だと思います。
仕事だけの人生だなぁと思う方は、自分の行動や考え方を変えることをマジで真剣に考えてみることをオススメします。
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